
こんにちは、Style&Stretch 名古屋栄店の石田です。
日常生活の中で歩いたり、走ったりする時だけでなく、立ち上がる動作や階段を上る際などで「膝の痛み」が気になるという中高年の方が多くいます。
そこで本日は【変形性膝関節症】についてご紹介致します。
《変形性膝関節症とは》
膝関節の軟骨がすり減り、関節炎や変形を生じて、痛みなどが起こることを言います。
・正常な関節
関節の表面は軟骨で覆われています。弾力性に富んだ組織の軟骨は、衝撃を和らげたり、関節の動きを滑らかにしたりしています。また滑膜から分泌される関節液は、軟骨の成分の1つであるヒアルロン酸を含んだ粘りのある液体で、膝関節がスムーズに動く潤滑油と軟骨の栄養の役割を果たしています。
・初期から中期の変形性膝関節症
初期の変形性膝関節症では、軽度の関節軟骨が摩耗しますがほとんど自覚的症状はありません。しかし軟骨の摩耗がある程度進行すると、膝の曲げ伸ばしや立ち上がり、歩行時の膝にかかる負担が増加し、軟骨や半月板の変形による刺激により関節炎が生じます。関節炎では、膝を曲げ伸ばしした際の痛みや曲げ伸ばしの制限が生じます。
《変形性膝関節症を発症しやすい人》
・運動や栄養が不足している人
・高齢者
・太った人、痩せすぎの人
・O脚の人(がに股)
・肉体労働の多い人
・激しいスポーツをする人
上記に当てはまる方は生活習慣の改善をしてみましょう。
《膝への負担を減らすために出来ること》
・膝に負担をかける姿勢や動作を避ける
正座、階段の下り、急な動き、重い荷物を持つなどは避けましょう。
・肥満を解消して体重による負荷を軽くする
十分な栄養は摂取しつつ、カロリー制限と適度な運動を行います。過度なダイエットや激しい運動は逆効果です。
・骨を強くする
骨が弱い人や骨粗鬆症の人は軽めのウォーキングなど、膝への負担が少ない運動を定期的に行い、カルシウム、ミネラル、タンパク質が豊富な食生活を心がけましょう。
・O脚(がに股)を矯正する
O脚の原因には太もも前面の筋肉「大腿四頭筋」の衰えが関わっていることが多いため、大腿四頭筋を鍛えるトレーニングを行いましょう。また靴底の外側が厚いインソールを利用するのも有効です。
・膝を冷やさない
毎日少し長めに入浴したり、また膝を保温する膝サポーターを利用したりするなどして、膝を温めて血行を良くします。
《ご自宅でも出来る運動方法》
太ももを鍛える運動 その1
1、椅子に座り、出来るだけ背筋を伸ばして膝をゆっくり伸ばします。
2、足をまっすぐにした状態を約5秒程度キープしたら、ゆっくり下ろします。
3、これを4回~5回程度行います。
太ももを鍛える運動 その2
1、仰向けに寝転び、片方の足を伸ばし、もう片方の足は膝を曲げます。
2、伸ばした足をそのままゆっくり上げて、5秒程度キープしたらゆっくり下ろします。
3、これを4回~5回程度行います。
※太もも前の大腿四頭筋を使っていることを意識しながら行うとより効果的です。
是非一度お試しください。
変形性膝関節症は自然な老化現象の一つとも言えますので、ほとんどは中年以降の更年期に発症すること多いと思います。膝への痛みが気になる方や運動不足の方は無理がない程度で大腿四頭筋を鍛えていきましょう。
また当店のパーソナルストレッチでは普段使えていない深層部の筋肉までしっかりと伸ばし、運動効果も期待できるので運動が苦手な方にもオススメです。
是非一度お越しください。