
こんにちは、Style&Stretch青山店 トレーナーの浅川です。
皆さんは『筋膜』というものをご存知ですか?
もちろん知らない方も多くいらっしゃると思います。
『筋膜』と『筋肉』って何がどう違うのか、筋膜を柔らかくするメリットなど分からないことばかりだと思います。
そこで本日は【筋膜について】ご紹介致します。
【筋膜とは】
まず、『筋膜』とは日常生活で筋肉を使うときになくてはならない存在です。
例えば立ったり歩いたりしている時、私たちは一つの筋肉だけを使っているのではありません。筋肉には主に『主動筋』、『拮抗筋』、『共同筋』、『安定筋』があり、これらが連動することで関節の複雑な動きをコントロールしています。
この相互作用の伝達に関わっているのが『筋膜』で、各筋肉の周りを覆っており、ボディスーツのように全身繋がっています。
【筋膜を整えることのメリット】
筋膜が柔らかいと筋肉から筋肉へ力がスムーズに伝わります。
逆に筋膜が張ったり、動かさずに鈍ったりしてしまうと、
ちょっとした運動でも関節部分の負荷が大きく、痛みになってあらわれてしまうことがあります。ストレッチで筋肉自体を柔らかくすることはもちろんですが、筋膜もしっかり
ほぐしてあげる事で深層筋・表層筋の筋バランスが整い、余計な負荷のかからない筋肉を優先的に使えるようになり、不調が出にくい身体になっていきます。
他にも眠っていたインナーマッスルが目覚め、全身の筋肉の伸縮がスムーズに
行われるようになると、エネルギー消費量が上がり代謝がアップします。
代謝があがることで身体に無駄な脂肪がつきにくくなり、女性に嬉しいダイエットや美容にも役立ちます。
また、体幹のインナーマッスルが優位に働かせることができるようになるため、体幹の軸が安定するので、地面からの衝撃や動作による揺れなどの負担がかかっても倒れにくくなり、ゴルフやテニス、マラソンなど様々なスポーツのパフォーマンスアップやケガの予防にも繋がります。
【立ったままできる筋膜リリースストレッチ】
ではここで立ったままでも簡単にできる肩こりに効果的な筋膜リリースのストレッチをご紹介致します。仕事の合間などにでもできる簡単なものです。是非お試しください。
①右手を頭の後ろに、肘は直角になるように上げます。
②左手は背中辺りで、肘が直角になるようにします。
③その状態でゆっくり左に回転させていきます。
④そのまま呼吸を止めずに約20秒~30秒程度キープします。
⑤反対側も同様に行います。反対側をする際は、左手が上で、右に回転させていきます。
※気持ちのいい範囲で無理のないように伸ばしましょう。
筋膜を整える方法はいくつかあります。ストレッチやストレッチポール、テニスボールやゴルフボールなど道具を使ったものなど様々です。
みなさんもぜひ一度お試しください。