
こんにちはStyle&Stretch青山店の石田です。
皆さんは日常生活の中で、「立つ」「歩く」「座る」などあらゆる動作をしています。
その中で歩幅が狭くなったり、あぐらがかきにくくなったりと感じることはないでしょうか?
そこで本日は、下半身の動きの起点として重要な
【股関節の役割と動き】についてご紹介致します。
はじめに股関節とは、太ももの付け根にあたる関節で
骨盤の外側中央にある寛骨臼が半球状の大腿骨頭を包み込むように形成され、
他の関節より体のやや深層に位置します。
股関節は球関節であるため、前後・左右・捻りの3次方向に動かすことができます。
また、関節構造や靭帯の結合が硬く、脱臼などを起こしにくいことが挙げられます。
脚の付け根にあたる関節でもあり、さまざまな運動における下半身動作の起点として重要な役割を担っています。
特に太ももを後方に振る股関節伸展動作と並んで極めて力の強い関節運動ができ
股関節に関与する筋肉の総量は人体の関節の中で最大と言われています。
股関節の動きには屈曲・伸展/外転・内旋/外旋・内旋があります。
《屈曲・伸展》
【左の写真:屈曲】
・屈曲の動き →脚を付け根から前方に振る
・屈曲の日常生活動作 →歩行時に太ももを前方に振る
→上体を前に倒す
・屈曲のスポーツ動作 →ランニングで太ももを前方に振る動きなど
【右の写真:伸展】
伸展の動き →脚を付け根から後方に振る
伸展の日常生活動作 →歩く・階段を上る
→座位から立ち上がる
伸展のスポーツ動作 →ランニングで太ももを後方に振る動きなど
《外転・内転》
【左の写真:外転】
・外転の動き →脚を付け根から外側に開く
・外転の日常生活動作 →歩行時に骨盤を水平に保つ
・外転のスポーツ動作 →バスケットボールのサイドステップなど
【右の写真:内転】
・内転の動き →開いた脚を付け根から内側に閉じる
・内転の日常生活動作 →座った状態で脚が開かないように両膝を閉じる
・内転のスポーツ動作 →平泳ぎのキックなど
《外旋・内旋》
【左の写真:外旋】
・外旋の動き →大腿を回転軸にして、脚を付け根から外向きに回旋する
・外旋の日常生活動作 →立位や歩行時に軸足を外側に捻って方向転換する
・外旋のスポーツ動作 →サッカーのインサイドキックなど
【右の写真:内旋】
・内旋の動き →大腿を回転軸にして、脚を付け根から内向きに回旋する
・内旋の日常生活動作 →歩行時にまっすぐ脚を出す動きに貢献する
・内旋のスポーツ動作 →ゴルフスイングの前足など
股関節を動かす筋は、股関節前面の筋群、深部の外旋筋群、臀筋群(お尻)で構成されています。
股関節と膝関節をまたぐ二関節筋もあります。
これらの筋群は日常の「立つ」「歩く」「座る」動作やスポーツ動作によって硬くなる場合、日常生活や運動不足などで使えていないと硬くなる場合があります。
そして股関節を動かす筋群の体積を合計すると、
立つ・歩く・座る等の動作でも使われる臀筋群の一つ、
大殿筋が一番体積を多く占めています。
お客様のストレッチをする際でも、臀筋群が硬い方が多くいらっしゃいます。
臀部の筋肉が硬いことで腰痛や、反り腰、猫背など身体の不調や姿勢に関係します。
股関節をスムーズに動かす為には筋肉の柔軟性を高めることをオススメします。
歩行時に歩幅が狭くなったと感じる方、
あぐらがかきにくくなったと感じる方
股関節可動域を広げたい方
また腰痛、反り腰、猫背が気になる方など、
一度Style&Stretchのパーソナルストレッチをご体感ください。