
皆さん『肩甲骨はがし』をご存じですか? 肩甲骨がスムーズに動くことで、肩こりの緩和や姿勢の改善などが期待できます。最近TVや雑誌などでも取り上げられているので、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本日は、【肩甲骨】についてご紹介致します。
【凝り固まりやすい肩甲骨周辺の筋肉】
当店でお客様に『肩甲骨はがし』を行うと、背中が楽になったり、肩が回しやすくなったり、肩こりが緩和されたりと、効果をその場ですぐに実感していただけることが多くあります。それは肩甲骨周辺の筋肉がほぐれ、本来持っている肩甲骨の可動域に改善されたためなのですが、実は普段から、肩甲骨周辺の凝りによって肩甲骨の可動域が失われた状態になっており、それに気が付いていない方が多いようです。その理由は日常生活の中で、肩甲骨が本来持っている可動域を最大限に活かしきれるような動きをほとんど行うことがないからなのです。便利な道具や機械が増え、最小限の動きで色々なことができてしまいます。そのため自分の肩甲骨の可動域が狭くなってきていることに気が付かず、状態を悪化させてしまうケースが多いのです。
【現代人に多い肩甲骨の状態】
一日の生活を振り返って、肩をどの程度動かしますか?また動かす位置や範囲はどのくらいでしょうか? 腕を肩よりも上に高く挙げる機会が少なく、腕を大きく回すこともほとんど皆無だと思います。デスクワークでのパソコン作業や車の運転、スマホでゲームなど、手元で小さく動かしていることばかりではないでしょうか?このような方がヨガやスポーツジムなどで意識的に肩を動かしてみると、腕の付け根に何か引っかかりを感じたり、肩甲骨周辺からゴリゴリと嫌な音が響いたりして、そこで初めて気が付くという話もよく耳にします。自分の肩甲骨は今どのような状態にあるのか肩甲骨の動きをチェックしてみましょう。
【肩甲骨の動きセルフチェック】
肩甲骨は、背中の上部に左右対となってくっついている天使の羽のような逆三角形の2枚の骨のことです。以下の動きを立ったままの状態で左右同時に行って、肩甲骨の動きをチェックしましょう。
- 肘を伸ばしたまま腕を大きく回せますか?
スムーズに回せない人、動く範囲に左右差がある方は要注意です。
- 手を上に上げた時、耳に腕がつきますか?
肘が曲がってしまったり、耳まで行かなかったり、無理なく耳に腕が付かなかったりする方は要注意です。
【こんな症状の方にオススメ】
次のような自覚(症状)がある方は、『肩甲骨はがし』がオススメです。肩甲骨周辺の筋肉がほぐれ、血流の滞りが改善されると、症状にも変化が表れるかもしれません。
肩甲骨に問題が及ぶ場合、ほとんどが長期に渡っての良くない生活習慣や癖のしわ寄せであるため、筋肉の左右差や前後差、上下差などで身体が歪み、バランスが悪くなっているケースもあります。以下の症状をお持ちの方は『肩甲骨はがし』に挑戦してみてください。
- 『肩甲骨はがし』で楽になる可能性がある症状とは?
□猫背姿勢、骨盤や背骨などの歪み
□肩こり・頭痛・眼精疲労
□デスクワークによる疲れ
□肩周辺の痛みや違和感
□手や腕のだるさ
□背中に板がはりついている感じ
□寝つきの悪さ
□浅い呼吸による息苦しさ
□緊張しやすく肩の力が抜きにくい
【肩甲骨の可動域減少で影響する筋肉】
肩甲骨は、鎖骨とも関節でつながっており、そのため肩甲骨の可動域や周囲の筋肉のアンバランスが生じると、鎖骨の動きにも影響を及ぼします。
肩甲骨と鎖骨に付随している筋肉は、後頭骨、頸椎、胸椎、胸骨、肋骨、骨盤、上腕骨など広範囲に及び、これらの領域での痛みや不快感などがある方は、『肩甲骨はがし』を行うことで効果を実感していただきやすいと考えられます。
TVや雑誌などでも取り上げられているので、セルフでの『肩甲骨はがし』をご存知の方もいらっしゃると思います。しかし自分一人ではなかなか継続できない、また硬くなってしまってから自分で剥がそうとしてもなかなか剥がれず、効果を実感できないという方もいらっしゃると思います。そこでオススメしたいのが当店のパーソナルストレッチです。肩甲骨と鎖骨に付随している筋肉を伸ばし、効果を実感していただけると思います。是非一度お試しください。